能研の山中所長ほか、若手メンバー(中司・江口・深澤・柳瀬)が中心となって数年読み進めてきた金春流の秋田城介型付に関する共同研究の成果報告で、能楽学会の例会とタイアップしての企画です。
江戸初期の型付に見える用語をどう解釈すればよいのか。演者(金春流の井上貴覚氏と観世流の馬野正基氏)と数回にわたって議論を交わした試行錯誤の経緯の説明があった後、実験的に復元した型を、現行の型と比較しつつ、実演でご覧いただきました。
その成果は明後日(18日)行われる能研六十周年記念イベントの「能の所作を考える」でも、ポスターセッションとしてみなさんにご紹介する予定です。