能楽研究所は土日閉室なのですが、今日の日曜日は父母懇談会があり、専任所員・事務とも通常通り出勤しております。
父母懇談会での能研案内は恒例行事として毎年この時期に行っていて、今日は午前二回、午後二回の計四回、能研の活動と所蔵資料について簡単な説明をし、会議室に並べられた貴重な資料を父母の方々(昔は父兄といいましたが、今は使われないのですね)にご覧いただきました。
光悦謡本、弘化勧進能絵巻、そして、最近能研の所蔵となり、今回初公開となる能絵鑑など、見栄えのする資料を何点も出しましたが、ここでの一番人気は三年ほど前に能面作家の小熊正氏から寄贈いただいた能面たちでした。
小面から深井になると、こんなふうに顔が老けていくのですよ、などといったところに皆興味津々。やはりモノが実際にそこにあるというのは効果絶大です。
あらためて寄贈者の小熊さんに感謝した次第です。