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2011/04/25

能のワークショップ

 4月23日、法政大学大学国際日本学インスティテュート(大学院の一つです)の授業「国際日本学入門」で、能のワークショップをおこないました。題して「日本でいちばん古い演劇 能楽入門―謡・舞・楽器・衣装―」。90分授業2コマ分の長丁場。
 初めに能研の山中が能についての概説をおこない、その後、観世流シテ方の武田宗典さんのご指導で能の型や謡の稽古を体験。また、同じく観世流シテ方の武田友志さん、武田文志さんにも加わっていただき、それぞれ雰囲気の違う三種類の仕舞を舞っていただいたり、観世流太鼓方の小寺真佐人さんに、能の囃子で使う楽器の説明や太鼓の演奏をお願いしたりもしました。盛りだくさんのプログラムです。
 実演の部分は写真を撮ることができませんが、能装束の着付け(普段は非公開)を見せてくださった部分と、囃子についての解説の様子を写真に撮りましたので、以下にアップします(撮影:高野宜秀)

 
能〈羽衣〉の天人の装束。着物をスカートがわりに腰に巻き付けています。シテの武田宗典さんはじっと立ったまま。着付役の武田友志さんと武田文志さんが、手際よく衣装を着けながら、わかりやすい解説をしてくださいます。


 


天人の羽衣(紫色の長絹)も着け、これから面をかけます。


 





小寺真佐人さんの解説。みんなで掛声の練習もしました。


みなさんお話も上手で素敵な方たちなので、この会の後さっそく、武田宗典さん主催の謡サロンに入会してしまった学生もいるようです。